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四季折々
日本ミツバチのこと
養蜂のこと
日本ミツバチの棲む里山のこと
四季折々
日本ミツバチのこと
養蜂のこと
日本ミツバチの棲む里山のこと

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japanese honeybee
ミツバチは、花から花へ飛び回り花粉まみれ。 花のために花粉を運ばされている・・・と習ったことがありますが、この花粉、ミツバチにとっては、花蜜と同じぐらい大切な栄養源です。
でも、そのまま、巣に花粉を持ち帰るのではありません。 上手に足でかき集め、後肢の「花粉かご」に身体に似つかわしくないぐらい大きな「花粉だんご」を作って運びます。
その姿の愛らしいこと、そして、なんともたくましいこと・・・。
この「花粉かご」、大きな「花粉だんご」を運んでいるミツバチの姿からは、ちょうどミツバチの後肢の膝・・・あたりにあるように見えます。
だからでしょうか、イギリスでは「the bee’s knees [蜂の膝]」には「一流の[飛びきり素晴らしい]人[物]」という意味があります。
(語源は定かではないそうです) 素敵な言葉ですね。
ちょっと長いのですが「ミツバチのひざこぞう」と訳してみました。
the bee’s knees(ビーズニーズ) ミツバチのひざこぞう
よろしくお付き合い下さいませ^^
街暮らしの野菜もお米も作ったことのない全くの初心者が、東日本大震災発生3月11日の翌日、いきなり「自然農」を習いに、そして、勢いで段々畑の片隅をお借りすることになりました。
見よう見まね・・・。
まだまだなにをやっているのか理解できていませんが、そろそろ、土の中の微生物たちに気に入られるようになってきた気もする今日この頃です。
そんな畑仕事の初心者が、初心者ついでに、日本ミツバチの巣箱を畑の横に置いてみました。
気に入ってくれたのでしょうか、ゴールデンウィークのある日、巣箱に日本ミツバチが入居してくれたではありませんか。
畑には、日本ミツバチの他にも鹿、猪、猿、キジ、もぐらなどなどいろいろな訪問者も。
とても残念ですが、ちょうど野菜が育ち美味しくなった頃、晩餐の機会を得に約束もなくやって来ます。
じゃがいも、トマト、人参・・・。どれほどの野菜をごちそうしてあげたことか。自分たちの口にはほとんど入ってくれません。
一方、私たちの巣箱を住まいとしてくれた日本ミツバチは、年に一度、甘い蜜を分けてくれます。
そのハチミツの美味しいこと、出会ったことのない深い味わい!(o^^o)
ありがたいことに、給餌も掃除も必要ありません。自分たちで自分たちのことはすべてこなします。
おかげで、ごくごく自然に日本ミツバチの養蜂に力が入るようになりました。
人が大家で日本ミツバチが店子、家賃はハチミツという関係です。
日本ミツバチとのすばらしい出会い、せっかくのご縁。
このまま里山での暮らしをスタート?!と決心してしまいそうでしたが、街にしか暮らしたことのない私たちは、残念ながら、いわゆる田舎暮らしをする実感がわきません。
それよりも、街に拠点を置く私たちができること、日本ミツバチの力を借りて、街と里山をつなげ、生物多様性の大切さを学んでみたいと思います。
地球上のありとあらゆる生命は「人間のためだけに存在しているわけではない」ということを・・・。
東日本大震災から10年が経ちました。
地震、台風、ゲリラ豪雨・・・、そして、火山の噴火、あらためて、日本に住まいする意味を考えさせられます。
自然のダイナミックな営みに人は本当に無力です。
でも、一方で、自然の大いなる恵みには感謝しかありません。
この10年、さらにその思いはつのりました。
オオスズメバチや台風の直撃を受けながらも、日本ミツバチの巣箱設置活動は、関西では神戸、奈良に、さらに、九州は、福岡、南小国(熊本)、九重、竹田(大分)にまで広がりました。
そして、新たな1o年へ。
拠点を大分の竹田に作ることに。
花から花へ飛び回り花粉まみれなるミツバチたちのように、「ミツバチのひざこぞう」は《みつひざ》として、地域密着の活動をスタートさせます。
詳細は、また追って・・・ということで^^
人間たちが日本に暮らすようになるずっと前から、日本ミツバチは日本に棲んでいます。
世界最大のオオスズメバチが棲む日本で、大自然を謳歌してきた日本ミツバチ。
蜂球を作り天敵であるオオスズメバチを熱で殺してしまうことは有名です。
その蜂球を作るミツバチは、残された寿命の短い年寄りのミツバチだとか。
社会性昆虫と言われますが、切ないですね。